木花咲耶姫（コノハナサクヤヒメ）は、日本神話での中で最も美しいと称される
誉れ高い女神です。
富士浅間神社のご祭神であり、富士山をご神体としています。

天照大御神（アマテラスオオミカミ）の孫である瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）に
見初められ、妻となった木花咲耶姫。
しかし、父である大山祇命（オオヤマツミノカミ）は、木花咲耶姫を
姉の石長比売（イワナガヒメ）と共に、2人一緒に嫁がせたのです。

絶世の美女である木花咲耶姫に対して、姉の石長比売は
見た者を恐怖に陥れるほどの絶世の不美人だったと言われています。
瓊瓊杵尊は姉の石長比売との生活に耐えられず、
とうとう父である大山祇命の元に帰らせてしまいます。

こうして晴れて二人仲良く夫婦となった瓊瓊杵尊と木花咲耶姫。

木花咲耶姫はその後燃え盛る火の中で三人の子供を出産したことから、
安産・子育ての神としても知られています。